気づけば他人と比べて落ち込んでいる そんなこと、ありませんか。
SNSで友人の楽しそうな投稿を見ると、自分の生活が色褪せて見える。
職場で同期が昇進したと聞けば、心のどこかがざわつく。
育児に奮闘する毎日の中で、周りはうまくやっているように見えて焦りを感じる。
これらはすべて“普通のこと”です。
他人と比較せずに生きていくことは簡単なことではありません、むしろ不可能に近いと思います。
生き残るために、自分より強いか弱いかを判断し続けてきた歴史があるからです。
だから、「比べないようにしよう」と思っても、比べてしまうのは仕方のないこと。
でも、僕はここ数年で、比較の仕方を変えるだけで肩の重荷が驚くほど軽くなることを知りました。
今日はそんな話をしたいと思います。
比較し続けると、楽しくない未来が待っている理由
ある日、妻のおばあちゃんが何気なくこう言ったことがあります。
「同年代の人を見るとね、腰が曲がってない人がいて羨ましいのよ」
その時はなんてことない会話に思えました。
でも、よく考えたら、このマインドって結構危ういんじゃないかと感じたんです。
今、おばあちゃんは90代。
もしこのまま、
「同年代の誰かより腰が曲がっているか」で自分を評価し続けたら
時間が経つほど老いが進んで、
そして“できなくなること”の方が増えて、その度に他人と比べて悲観してしまいます。
つまり、
他人と比較することを軸に置き続けると、将来の自分自身が苦しむことになる。
それは若い僕たちにも同じことが言えます。
- 久しぶりに会った友達よりも給料が低い
- あの人ばかり仕事で評価される
- 友人より家が狭い
- あの人は友達が多い
- あの人より子育てがうまくいってない
- みんながインスタに載せるような楽しいことなんて全然ない
こうした比較は始めた瞬間は軽い気持ちでも、
10年、20年と続けるほど自分の心に積み重なり、
いつの間にか「生きづらさ」として膨張していきます。
他人を見るほど「自分には何もない」と錯覚してしまう理由
人と比べると、多くの場合、
「自分が劣っているところ」だけが大きく見えます。
なぜなら、
自分の影(弱さ)と、他人の光(得意)を比べてしまうから。
他人の“できているところ”はやたらと目につくのに、
自分の“できていること”は当たり前すぎて気づかない。
結果、
「自分には何もない」
「取り柄が一つもない」
と錯覚してしまいます。
つい最近入社してきた職場の後輩が、仕事ができ面倒見が良いリーダーと自分を比較して
- 自分の能力の無さを感じてしまう
- やる気が無くなる
- 自分の価値が無いように感じる
と相談してくれました。
でも、これは錯覚なんです。
本当は誰にだって、得意なことも苦手なこともセットで存在します。
あなたにも、僕にも、おばあちゃんにも、有能そうに見えるリーダーにも。
ただ、他人と比べるほど自分の良さが見えにくくなり、
自分の価値を見失ってしまうだけなんです。
比べても苦しまない状態を作る方法
ここまで話しておいてなんですが、
人は比べる生き物なので、「比べない」は不可能に近いです。
僕自身平均身長よりも低く、背が高い人を見るたびに嫉妬の感情が湧き出てきてしまうことがありました。
そして、他人と比較することはやめよう!と決意しましたが、
どうしても無意識で比較してしまいこの目標を達成するのは難しすぎると感じ、諦めました。
ではどうするか?
僕がたどり着いた答えは、
比べても嫉妬や劣等感に支配されない自分になること。
その鍵になるのが “自己受容” でした。
自己受容とは、
「欠点も得意もすべて含めて“これが自分だ”と認めること」。
うまくいかない部分も、うまくいく部分も、
全部ひっくるめて“自分というパッケージ”だと受け入れる。
自己受容の例①
背が低くいと恋愛では支障が出ることが多いですが、逆に言うと中身を見てくれる人に出会いやすい
背が低いとあまりカッコよく見えませんが、飛行機や電車など狭いところでは窮屈さを感じにくいです
このように、仮に背が高くても低くなることはできませんし、私が背が高くなりたいと望んでも高くなることはできません
大切なのは、メリットもデメリットも受け入れて背の低い自分に少しでも満足することです。
自己受容の例②
私は怠惰な性格をしていて、単調な作業をしていると、少し工程を省いたりサボったりしてしまうことがありました。
そのため、研究との相性が悪く、学生時代は少し実験を方法を変えたりしてよくわからない(一対一で比較できない)データを集めてしまうことがよくありました。
これでは研究者としてやっていけないと悟りましたが、得られたデータの新規性や有用性を過去の研究などと組み合わせて、
わかりやすくまとまて伝えることが得意なことに気づきました。
今でも研究開発職をしていますが、自分の特徴を受け入れて、得意なところを最大限活かしています
このように、自分を受け入れることができると不思議なことに、
他人の成果や能力、容姿を見ても、
「羨ましい」というところで止まり、
「嫉妬」「落ち込み」までいかなくなるんです。
嫉妬が生まれないので、心の消耗がゼロに近づきます。
誰かの輝きは「脅威」ではなく、
ただの「他の人の人生」に変わります。
自分を受けいるためにあなたができること
概念だけではなく、明日からあなたが実践できることがあります。
- 自分の評価を、他人に任せないこと。
会社で働いていると、どうしても
「上司の評価=自分の価値」
になってしまう瞬間があります。
でもこれ、実はとても危険です。
- 上司が変われば評価が変わる
- 職場が変われば価値基準が変わる
- 部署によって求められる能力も違う
- 周囲に同年代の人がどの程度いるかで評価が変わる
つまり、
他人の評価はすべて“変わるもの”であり、
自分の本当の価値ではない。
外の評価はあくまで参考値。
自分の評価のメインは、自分がすべきです。
あなたは一番あなたを見ています。
努力も、成長も、挫折も、乗り越えた瞬間も全部知っている。
だからこそ、
「昨日より少し良くなった」
「今日はこれに挑戦できた」「なんとか期限内にやり遂げた」
と、小さな自分の成長を自分で評価する。
この積み重ねだけで、
比較による苦しみは驚くほど減ります。
自分の得意を分析する
みなさん、自分の苦手なことや悪いところは普段の生活でよく見つけていると思います。
一方で、自分が他人に対して得意なこと、良いところは分析できていますか?
得意を分析するために最も有効なことは
チャットGPTに分析してもらうことです
僕も含めみなさん、友達や親に聞くの恥ずかしいですよね。
病んでるのかな?とかなんで私?と思われてしまいそうで、結局行動できないんです。
私の周りの人達に自分の良い所は?と聞くと、私に良いところなんてないと返されることが多々あります。
ただ、私から見るといいところはみんなたくさん持っています。
こうなってしまう理由として
- もっと得意な人がいるから優れてるわけではない
- 良いところを認めるのが恥ずかしい
などが挙げられると思います。
これでは、いつまで経っても自分の弱点と他人の得意を比較して圧倒されてしまうだけです。
そして、得意は世界一じゃなくていいんです。
与えた情報を客観的に分析してくれる、チャットGPTをうまく利用して、自分の武器を知りましょう!
具体的な方法は別の記事にまとめます。
まとめ
他人との比較をやめることはできない。でも生き心地は変えられる
人は他人と比べる生き物です。
それは変わりません。
でも、
“比較しても苦しくない自分” になることはできます。
- 自分の弱さと強さをセットで理解する
- 自分で自分を評価する
ポケモンで例えると、炎タイプが活躍できるバトルで水タイプは活躍しにくいです。自分が何タイプかどんなバトルで活躍できるのか知ることが重要です。
これが身についてくると、
肩の力が抜け、心が軽くなり、
以前よりずっと楽に生きられるようになります。
僕自身得意なことや苦手なことを分析し受け入れることで、比較で悩む時間が減り、
強みを活かした仕事ができて今の自分に満足しています
あなたも、
“誰かより優れているかどうか” ではなく、
“昨日の自分より一歩進めたかどうか” “自分の得意を伸ばせているか”を軸に生きてみませんか?
その瞬間、
今まで肩に乗っていた重い荷物が、
ふっと軽くなるはずです。


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